体を動かすことが苦手な人にとって、大人になってからスポーツを始めるのは簡単ではありません。社会人になってからも継続的にスポーツをしているという人は、たぶん学生時代にスポーツ系の部活やサークルに入っていた人がほとんどです。
文化系の部活や帰宅部に所属の人のほとんどは基礎体力がないため、何も考えずに運動しようと考えてもなかなか続けることは難しいです。といってもスポーツにも様々な種類があります。
部活動の延長戦とも思えるようなサッカーや野球、バレーボールなどは大人から始めるのは困難ですが、それまでやっていた人は続けやすい種類のスポーツでしょう。
ママさんバレーやフットサル、ソフトボールなどをして汗を流す人も多いはずです。それでは今まであまり運動をしてこなかった方でもスタートしやすい運動といえば何かというと、やはり身体一つで出来る種類のものになるでしょう。
具体的にはジョギングやマラソン、水泳などが良いでしょう。特に筋力がない人は、膝や腰に負担の少ない水泳、しかも水中ウォーキングから手をつけることをおすすめします。他の運動へ移る前に、ある程度の筋力と体力をつけておかないと、すぐに怪我をしてしまい続けることが出来なくなります。
水泳に慣れてきたのであれば次は陸上に出て、ゆっくりとしたウォーキングにシフトしていきましょう。そうすることで走るのに重要な足の筋肉や体幹を鍛えられるのです。ウォーキングに慣れると次はゆっくりとしたジョギング、そしてマラソンへと段階を経て運動の強さを上げていきます。
ある程度継続してこういった運動が出来るようになれば、サッカーなどのハードな種類のスポーツにも我慢出来る力がついているのではないでしょうか。
中年になってからのスポーツは、始めるまで手間がかかりますし、時間もかかることもあり倦厭しがちです。しかし健康のためにも、体力維持のためにも、定期的に運動習慣をつけておくことは必要不可欠です。新しいスポーツを始ようという気力があるうちに、好きなスポーツを見つけておくことをおすすめします。